別にカットオフでいいじゃないかと思うんだけど、どうしてこういう名前も持つようになったのだろうか? 調べてみると、1979-1985年にアメリカで放映されたTVコメディ The Dukes of Hazzardという番組に出てくるDaisy Dukeという役名に由来しているらしいです。日本でも「爆発!デューク」というタイトルで放送されたらしいですが、私は見ていません。ともあれ、そこに出てくるデイジー・デュークという登場人物は次のような恰好をしているそうです。女優さんはキャサリン・バックという人。
彼女はこの格好でジープを暴走させるのが常で、トラック運転手たちや、スピード違反の取り締まりから逃れるのでした。
その後、カットオフジーンズは、デボラ・ハリーやパティ・スミスなどのミュージシャンが着ている写真がセンセーションを巻き起こし、パンク・ミュージックなどの伝統的・権威主義的な社会への反抗を示す女性たちが好んで履くようになった。下は、コニーアイランドでカットオフジーンズを履いてくつろぐデボラ・ハリーの写真。割と有名な写真らしい。
しかし、すべての社会的意味を持ったファッションは大衆化するのに伴って、その意味合いを薄めていくことになるわけで、カットオフジーンズも、やがて、ごく普通の夏の季節での女性のファッションのアイテムの一つになっていく。
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