原文では次のようになっている。
"Oh come on," Bob called out as he popped one of the wine corks. "You're a wildlife photographer. You've never tried to shoot a beaver before?"
I snickered, but Krystal interrupted. "Yecch, a beaver. Why do you guys call it that?"
"Dammed if I know? Get it? Dammed - beaver - get it?," Bob joked.
I groaned at his bad pun.
ここでのDammed if I knowのところは、本来のスペリングなら、Damnedとなるべきところ。ビーバーは、ビーバーショット(大股開きの撮影)のこと。「どうして、ビーバーショットと言うのか」と訊かれて、「そんなこと知るか」と答えているところだが、そう訳しちゃうと、洒落を言ったというところが出ない。
仕方なくここを次のように訳した。酷い洒落は酷い洒落に訳すのが正しい翻訳なのだと自分に言って聞かせた。
「おいおい、頼むよ」 ボブはワインのコルクを抜きながら、大きな声で言っていた。「野生動物のカメラマンなんだろ? これまでビーバーを撮ろうとしたことはなかったのか?」
僕はニヤニヤした。だがクリスタルが割って入った。
「うげぇ! ビーバーだって! どうして男の人たちって、アレのことをそう呼ぶのかしら?」
「俺に訊いても無駄。ムダムダムダ・・・ムダムダムダム、ダム・・・。 アハハ、分かる? ダムとビーバー。分かる?」 ボブが洒落を言った。
僕はボブの下手な洒落にうめき声を上げた。
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