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エリザベス・キューブラー・ロスという精神科医による、悲しい事態になったときに人間がたどる心理段階の分類。特に自分が死ぬことが判明した時に、どのような段階で心的状態が変化するかを分類しているらしい(異論もあるらしい)。『死ぬ瞬間』という本で提示されている。
5段階とは次の通り。日英のwikipediaを参照。
1 否認 (Denial):自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階。「こんなことが起こるはずがない!」 2 怒り (Anger):なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。「どうして、私が? ずるい! 公平じゃない!」 3 取引 (Bargaining):なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階。何かにすがろうという心理状態。「せめて子供たちが学校を卒業するところを見せて」 4 抑うつ (Depression):なにもできなくなる段階。「悲しい。何もしたくない。どうでもいい」 5 受容 (Acceptance):最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階。「覚悟ができた。もう大丈夫」
これは、死にゆく人の心理になって説明したものだが、悲嘆がかかわることなら概ね同じような分類が可能であるらしい。次のサイトは、この分類の批判も含めてよくまとまっている。 悲嘆の心理
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