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ロシアの演劇人のスタニスラフスキーは、表現主義的な(言ってみれば、わざとらしい)、演技、演技した演技ではなく、役者の内面から自然に出てくるリアルな(自然な)演技を理想とした。それに影響を受けたアメリカのストラスバーグたち1940年代のニューヨークの演技人たちによって体系化された演技法を、メソッド方式と呼ぶ。スタニスラフスキー・システムとも呼ばれる。ストラスバーグがニューヨークのアクターズ・スタジオの総監督に就任すると、アクターズ・スタジオがこの方式の演技指導のメッカになった。
具体的には、俳優は、与えられた役柄について徹底的な研究を行い、自分自身をその役柄に合わせること(追体験すること)で、よりリアリスティックな演技を自然に、自分の内面から行うようになるということである。
ま、言ってみれば、殺人者の役を与えられたら、本当に殺人する気持ちになれ、病人の役なら本当に病気になれってことかも(いや、冗談:笑)
代表的な役者として、 ・「エデンの東」のジェームズ・ディーン ・「波止場」のマーロン・ブランド ・「ハッド」のポール・ニューマン ・「タクシードライバー」のロバート・デニーロ
役柄に合わせるため、極端に減量したり、逆に体重を増やしたりといったことも行う。
デニーロなんかは、その面でも有名。「タクシードライバ」のために15キロ減量、続く「レイジングブル」のために25キロ増量。
クリスチャン・ベールも「マシニスト」と「バッドマン・ビギンズ」で。
そして鈴木亮平の「天皇の料理番」56キロと、「俺物語」の86キロ。
もう、無理しなくていいからって思うが(笑)
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