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スーツとネクタイを着用といった服装規定がある職種の業界で、毎週金曜日にはその規定を外し、自由服装にしようというビジネス界での流行。アメリカ版Wikipediaによると、元はハワイでアロハ姿での仕事も可能とした「アロハ金曜日」という習慣があり、それがカリフォルニアに広がり、その後、1990年代までに全国に広がったと言う。日本では政府主導で「クール・ビズ」というのがあるけれど、それは政府主導であって、モデルとなる服装が提示されていた。一方、こちらは自然発生的に生まれ、自然に広がった慣行。
いくつか風刺画を。というか、自由服装となれば、すぐに思いつく問題事案というと、こういうことかと。
「カジュアル・フライデーはキャンセルされました」 ……「なんてこった!」
非常にカジュアルなカジュアル・フライデー
「あの、正直言って、それって一番居心地の良くない格好かと思いますが……」
結局、自由服装と言っても、上司の目が気になるわけで……
「カジュアル・フライデーを取りやめると思う理由が誰にも明らかだと思うが」 (左から2番目のシャツ「俺はバカと一緒にいる」)
「その日の午後、ルイス氏は『カジュアル・フライデーのためのフォーマル・ガイドライン』という件名のメールを出した」
結局、「自由服装」としてどんな服装が適切かといった「新たな暗黙の服装規定」が発生してくると……(笑)
つまりは、会社や学校など少しでも権力階層構造がある公共の場では「自由」となっても「完全に自由」にはならないということかな、と。
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