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「ウサギが死んだ」→「妊娠テストで、妊娠していることが判明した」という意味になる。
どうしてこのような意味を表すのかを説明するためには、まず、妊娠テストから説明しなければならない。
妊娠したかどうかを簡易に調べる方法は、1927年にアメリカで開発された。そのシステムは次のとおりである。
・女性は、排卵した卵子が受精し、子宮に着床すると、hCGと呼ばれる特有のホルモンを分泌する。 ・そのホルモンは、もちろん血液に混じって全身をめぐるが、尿にも混じって排出される。 ・検査法が開発された初期の段階では、対象となる女性の尿をメスのウサギの卵巣に注入し、その反応を調べることで妊娠の有無を決定していた。
つまり、反応を調べるためにウサギを解剖し、卵巣を取り出すので、「ウサギが死んだ」という表現が使われるようになったと、そういうことらしい。
(卵巣を取り出しウサギを殺しても、反応がなければ、つまりは妊娠していないということになるので、「妊娠してることが判明した」にはならないはずであるが、まあ、細かいところはご容赦していただくことに)
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