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LGBT(レズ=L、ゲイ=G、バイ=B、トランスジェンダ=T)界で使われる表現。特にレズビアンの間では普通に使われているらしい。boiの発音はboyとまったく同じ。だから、boiを「ボイ」とするのは変であって、「ボーイ」とすべきなのだが、どうしてもboyと区別して訳したくなったので、変と知っててあえて、ボイとした。
英語版Wikipediaによると、次のような用法があるらしい。
(1)年上の男性との関係を好む若い男性を指す時、boiという。「おじさんとボイ」とか。普通のboyの場合は、通例、成人になっていない20歳以下の男子を言い、boiの場合は、成人になっているかどうかを問わず、単に、年上を好む人を言う。つまり、成人になっていても、年上好きならboiと言えるが、この場合は、成人になっているのでboyとは言えない。この用法の場合のboiは、別に女性的でなくても構わない。ただし、boiは、通例、年上の男性との関係で、M的な役割を好む。
(2)性的に奔放なレズビアンの関係においての年若の女性の方を指す。レズビアンでは男役をブッチ(butch:日本語だと「タチ」)、女役をフェム(femme:日本語では「ネコ」)というが、関係を支配する立場を指す意味での「ブッチ」には、この意味でのboiは使わない。
(3)SM的なレズビアン関係における、M的なブッチ(男役だけど、いじめられるのが好きな女)や、年若のブッチ(男役で、仕切る方が好きだけど年が若い女)に対してboiと言う。
(4)女性化した若い男性、女性化の途上にいる若い男性に対してboiという。
(5)レズビアンの関係において、フェム(女役の女)がブッチ(男役の女)を呼ぶときに使う愛情表現。ゲイやバイセクシュアルな関係において、女性的な男を呼ぶときにも使う。
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