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ポール・ニューマン主演の1967年の映画。主人公ルークは、非道な虐待が日常的となっている監獄から、何度も脱獄を試みる。原題のcool handというのは「どんなことがあっても冷静でへこたれない」といった意味か。
無実の罪による投獄であれ、罪があっての投獄であれ、非道の監獄からの脱獄を描く映画は多い。わりと評価が高いのは「ショーシャンクの空に」だが、それ以外にも、60年代に、この「暴力脱獄」や「フィクサー」があった。特に後者はアラン・ベイツが熱演。また、70年代だと「パピヨン」もある。「パピヨン」も大好きなスティーブ・マクイーンが出てるものの、個人的には、「ショーシャンク」や「パピヨン」はヌルすぎ。一番は「フィクサー」である(マラマッド原作、罠にはめられて投獄されたロシア系ユダヤ人が、耐えに耐え抜き、やがて無実を晴らす)。
当時、ヒーローを形容する言葉に、「反骨」とかってよく使われていたっけ。
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