「白人女子の水曜日」は、white girl Wednesdayをそのまんま訳しただけの訳語。定着した訳語はないと思うし、ネットを検索しても日本語で解説した記事は見つけられなかった。
正規の英語辞書でも見当たらないが、Urban Dictionaryなどを見るとだいたいの意味は「白人の若い女性が集まってハメを外して大騒ぎしてもよい日」のようなものだと思う。日本語であえて対応する表現を当てはめるとすれば「女子会」なのだろうと思う。「ワイルドな水曜白人女子会」? あるいは、「白人女子会、水曜どうでしょう」?
で、集まる場所はスターバックスのようなところが普通だけど、アルコールが出るところも当然含まれていて、若い女性が酩酊してしまって、性的に奔放に振る舞ったりするような場合もある。「白人の」女の子が性的に奔放になると、相手の男性が黒人だとエロティックな妄想が膨らむわけで、「ハメを外して酔っぱらった若い白人女性が黒人男性を相手にエッチなことをしてしまう日」のような意味が普通に出てくる様子。
現時点でのUrban Dictionary でトップとされてる定義と用例は次の通り。
White girl wednesday Weekly holiday to celebrate white girls.
Especially White thicc hoes Damn happy white girl wednesday Joanne whip them tiddies out *joanne proceeds to whip them tiddies out* by Lil thong June 05, 2019
これを訳すと……
White girl Wednesday 白人の女の子のお祝いする毎週の祝い日
特に、白人のムチムチのエロ女のお祝い日 (thiccは「厚い」のthicにcを余分につけた語で、肉体的に豊満なという意味になる。hoeはwhore「売春婦」から出た語)
例文:すげっ、White girl Wednesday最高! ジョアンはあのおっぱいを丸出しにしたぜ! (Joanneはエロい体つきの女性の名前としてよく使われる名前)
でも何で「水曜日」なんだろう? その答えは分からなかった。この表現が出てきた時期も分からない。ただ、white girl WednesdayはWGWと略されることもあるのだけど、そもそもWGWはwhite girl wasteの略が普通であるというのが関係しているかもしれない。white girl wasteは「白人女性の酔っ払い」の意味。お高くとまってる白人の女の子が酒を飲んでだらしなくなってしまったのを揶揄した表現。そのwaste「ゴミ、酔っ払い」じゃあ、ちょっと直接的すぎるということ、水曜日がウィークデイの中日で息抜きに女性が飲みに出たりするのが多いこと、などから「wをWednesdayに変えよう」と意識が働いてWGW=white girl Wednesdayにつながったのじゃないかと妄想したりする(真偽に責任持ちません:笑)
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