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古代ギリシャの女流詩人。その詩を読んだわけじゃないのでよく分からないけど、恋愛関係の詩を書いていたらしい。レスボス島というところで育ったが、その後、そこを出た。けど、またそこに戻って詩作の活動をしていたらしい。ポンペイの壁画に彼女の肖像とみなされる壁画があったらしい。次の壁画。
確かにいかにも文学少女。女性賛美の詩が多いらしい。そこから、彼女は女性が好きな同性愛者なのであろうとの推測がなされた。本当かどうかは分からない(調べたけど、あいまいな記述が多かった)。彼女の名前に由来する形容詞Sapphicは「レズビアンの」という意味の形容詞であるし、彼女の生息地であるレスボス島と、そこの住民を意味するLesbianから女性同性愛者の「レズビアン」という言葉が生まれた。当のレスボス島に住んでる人にしてみれば、その島の住民を表す語彙と、同性愛者を表す語彙が全く同じというのは、やはり迷惑なことなわけで、島民を表す語彙には別の呼び方が使われるようになっているらしい。ともあれ、サッフォーは絵画でも主題として選ばれやすいらしく、特にフランスの古典主義の画家たちが好んで描いている。
Sir Lawrence Alma-Tadema, R.A., O.M. - Sappho and Alcaeus
John William Godward "In the days of Sappho"
レズビアンで、同時に知的な美女ときたら、当然、エロティックな連想が働いて、いろいろ楽しい絵画があるかと思ったけど、ほとんどなかった。胸を出してるのがいくつかだけ。
知的で感性に優れた女性としてリスペクトされており、エロティックな対象とはされないということか? それなら頷ける。
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