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初めての言葉、初めての概念
 
     

うね編み [ribbed]  【2011/07/26 16:11】 生活
ribは「あばら骨」などを意味し、あばら骨のように「うね」がついた状態に編み上げることを指す動詞としても用いられる。ribbedはその動詞の過去分詞。

uneami-1.jpg

別エントリのクロップ・トップを例にとると、「うね編みのクロップトップ」とは次の画像のような服を表わす。
ribbed-crop.jpg

さらに薄地で細い糸によるうね編みにしてもらって、ついでに色っぽいご婦人に着てもらうと次の画像のようになる。
thin ribbed crop

ちょっとアタクシ好みの顔だ(笑)




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カットオフ・ジーンズ [cut off jeans]  【2011/07/26 16:01】 パンツ・スカート・女性衣類一般
カットオフのエントリーを書いていなかったのが不思議だ。

画像を見れば一目瞭然だが、ジーンズを太ももあたりで切って、ショートパンツにしたようなものをカットオフという。
cutoff0.jpg

脚が露出するという点ではエロスを感じるが、正直に言って個人的には普通のショートパンツとエロスのインパクトは変わらない。だが、アメリカでは割とセクシー度が高い服装ととらえられているような印象だ。西海岸の健康的なピチピチ・ギャル(死語)がカットオフを履いて現れ、その後、セックスシーンに突入という粗筋ののエロ小説が多い(個人的印象)。そういう場合、たいてい、上はへそが出そうな丈の短いトップを着ている。

よって、次の画像のようないでたちになるのが正しいカットオフの着方と言えるだろう。
cut off1




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陰毛を握られる [held by the short hairs]  【2011/07/25 15:41】 表現集
タイトルはあくまでちょっと煽情的に訳しただけ。本当の直訳をすれば「短毛をつかまれている」である。だが実際には「完全に支配される」とか「思うがままにされる」といった意味になる。

この表現には婉曲的な表現が二重に覆いかぶさっている。一つ目は、短毛short hairsで、これは単に短い毛のことを言ってるのではなく、「陰毛」のことを表わしている。

この段階で、タイトルの通り「短毛をつかまれる」→「陰毛を握られてる」になる。

だがさらに「陰毛」でもってその近くにあるものを婉曲的に表わしている。すなわちキンタマだ。

その段階で、「陰毛を握られている」→「キンタマをつかまれてる」になる。

ここまでくれば、少なくとも男性には、この表現がどうして「思うがままにされる」の意味になるか分かると思う。「言うとおりにしなかったら、握りつぶすぞ、こらあ!」って感じなのだ。

女性の身体がデリケートなのは重々承知しているつもりだが、男性にとっての睾丸に匹敵するような、「急所」がないという点では、男性より身体的に強いと言えるかもしれない。


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ステーキハウス・モートンズ [MOrton's The Staekhouse]  【2011/07/25 09:17】 食・飲
アメリカ全土を中心に100店舗近くの店を展開しているステーキハウス。高級店なのだろうか? ウェブページでのレストランの中の様子を写した画像を見ると、高級っぽい感じだ。
int_experience.jpg

それはともあれ、そのチェーン店の第1号店になっているのが、シカゴのノース・ステート通りのモートンズである。
mortons.jpg

メニューは言うまでもなくステーキ類。次の画像は「ダブル・カット・フィレ」という名のステーキ。
double_cut_filet.jpg

ちなみに「ひれ肉」と言う呼び名、ついこの前まで「多分、魚のひれがあるような部位についてるから、ひれ肉と呼んでるんだろう」とばかり思っていたのはここだけの秘密だ。filletから来てる外来語だったとは…。その割にヒレ肉といったカタカナ表記と並んで「ひれ肉」という平仮名表記も多いような気がする。はっきり「フィレ肉」としちまった方がいいのかも。


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デミカップ [demi-cup]  【2011/07/07 14:56】 ランジェリ
デミカップのデミdemi-とは「半分の」という意味。ゆえに、デミカップとはブラジャーのカップ部分が下半分のサイズになっているデザインを言う。当然、乳房の肉丘の上半分が露わになるわけで、そのぶんセクシー度は増す。

demi-2_20110707122507.jpg demi-1_20110707122326.jpg

ちなみに、「デミカップ」というキーワードでグーグルを引くとなぜかコーヒーカップの販売サイトがたくさん出てくる。demi cupと英語で検索しても、外国サイトではブラジャーのサイトばかりなのだが、なぜか日本語サイトでのみコーヒーカップのサイトにヒットする。

これは日本語サイトの場合、「デミタス・コーヒー用のカップ」の意味で「デミカップ」という言葉を作っているからに他ならない。つまり「デミカップ」=「デミタス用のカップ」は和製英語ということである。なので、たとえばアメリカに旅行に行ったとして、お土産にデミタス用のカップを買おうとして店員に、「デミカップが欲しい」と言ったりすると、ブラジャー売り場に連れて行かれ、男性の場合、「こいつは女装趣味なのか」という目で見られたり、女性の場合、「それじゃあ、試着をお手伝いしますので裸になってください」とか言われるかもしれないので、くれぐれも注意されたい。

なお、デミタスはdemi-tasseであり、このtasseはフランス語で「カップ」を意味する。濃いコーヒーを飲む時のような小さなカップである。ゆえに「デミタス・カップ」というのも、やはり和製っぽくて、言ってみれば、デミ・カップ・カップと言っているようなものであるので、これまた注意。



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メルセデス・ベンツ E500 [Mercedes-Benz E500]  【2011/07/04 11:50】 生活
ベンツのセダン型の車種。価格帯的には1000万円台か? 車は動けばいいという価値観のアタクシには、そんな車に乗って何が楽しいのだろう、と思ってしまう。

e500.jpg


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神、そらに知ろしめす すべて世は事もなし [God's in His heaven -- All's right with the world!]  【2011/06/28 16:23】 表現集
ロバート・ブラウニングの詩の一節。「ピッパはとおる」(Pippa Passes)というお話の中で主人公のピッパが歌う歌の締めの部分の文句とのこと。

この「ピッパはとおる」というお話のストーリーや詩の解説については、「ピッパはとおる」あるいは「すべて世は事もなし?」が分かりやすかった。ブラウニングは1800年代のイギリス人。したがって、これは150年くらい前の作品。

あらすじを大ザッパに書くと、こんな感じ。ピッパという貧しい女工が主人公。過酷な労働の日々ではあるが、なんか明るい。年に一度のお休みの日、春をめでる歌を口ずさみながら町を歩く。町のみんなは幸せなんだろうなと思うピッパだったが、実は、誰もが陰では罪や不安におびえてる。なかでも町でいちばんの美人で富も豊かと思われているのは、だれあろう、ピッパが働いている工場主の妻。しかし、この妻、愛人と浮気をしてて、夫を殺してしまっていたのだった。ピッパの無邪気な歌を聞いて愛人の男は罪の意識に苛まされる…。

タイトルの訳詞は上田敏の「海潮音」(1905年)による。上田の訳詞については上記サイトに掲載されていた。

原文は次の通り。

The year's at the spring
And day's at the morn;
Morning's at seven;
The hillside's dew-pearled;

The lark's on the wing;
The snail's on the thorn:
God's in His heaven
-- All's right with the world!


いっちょ訳してみっかな(笑)

一年で言うと、今は春
一日で言うと、今は朝
朝でも、今は7時
丘の斜面には、しずくの真珠

ヒバリは翼を広げ
カタツムリは棘を這い
天上には神が住み
地上のすべて、あるべき姿


なんちゃってな訳だな。リズムもへったくれもなし。

同時期の画家だったSir Lawrence Alma-Tadema(ラファエル前派の画家)がThe year is at the Springという題で絵を描いていました。雰囲気が出てます。
the year is at the spring

この言葉は「エヴァンゲリオン」のNERVのマークに出てくるのが有名。
エヴァネルフ

ですが、この言葉は、「赤毛のアン」の最後のつぶやきとしての方がもっと有名です。ちょっと長いけど引用します。アンがようやくギルバート・ブライスと和解して帰ってきた後から…

CHAPTER XXXVIII The Bend in the road

Marilla looked curiously at Anne when the latter entered the kitchen.

"Who was that came up the lane with you, Anne?"

"Gilbert Blythe," answered Anne, vexed to find herself blushing. "I met him on Barry's hill."

"I didn't think you and Gilbert Blythe were such good friends that you'd stand for half an hour at the gate talking to him," said Marilla with a dry smile.

"We haven't been--we've been good enemies. But we have decided that it will be much more sensible to be good friends in the future. Were we really there half an hour? It seemed just a few minutes. But, you see, we have five years' lost conversations to catch up with, Marilla."

Anne sat long at her window that night companioned by a glad content. The wind purred softly in the cherry boughs, and the mint breaths came up to her. The stars twinkled over the pointed firs in the hollow and Diana's light gleamed through the old gap.

Anne's horizons had closed in since the night she had sat there after coming home from Queen's; but if the path set before her feet was to be narrow she knew that flowers of quiet happiness would bloom along it. The joy of sincere work and worthy aspiration and congenial friendship were to be hers; nothing could rob her of her birthright of fancy or her ideal world of dreams. And there was always the bend in the road!

"`God's in his heaven, all's right with the world,'" whispered Anne softly.



これも訳してみます。

第38章 道の曲がり角

マリラはキッチンに入ってくるアンを不思議そうな顔で見た。
 「アン? 一緒に来たのはいったい誰なんだい?」
 「ギルバート・ブライスよ」と、アンは顔が火照るのに戸惑いながら答えた。「バリーの丘で偶然会ったの」
 「お前とギルバート・ブライスが、門の前で半時間も立っておしゃべりするとはねえ。そんな仲良しじゃないと思ってたけど」 とマリラは無味乾燥な笑みを浮かべた。
 「ええ、仲良しじゃなかったわ。良き敵の関係。でも私たち、これからは良き友の関係でいる方がずっと理にかなうだろうと分かりあったの。でも、本当に私たち半時間も立っていたの? ほんの数分だった気がするわ。でも、マリラ、私たち5年分も話すことがあったんですもの。分かるでしょう?」
 その夜、アンは喜ばしい満足感を感じつつ、部屋の窓際に長い間座っていた。桜の枝の間を風が優しく吹き抜け、ミントの香りを彼女に送り届ける。遠く谷間にはもみの木々がツンと先を尖らせ生えていて、その先に星が瞬いている。木々の隙間の先に輝くダイアナの家の灯りも懐かしい。
 クイーンズから戻ってきた夜もここに座ったが、それ以来、アンの地平は狭まってしまっていた。しかし、仮に前に延びる小道が狭まるにしても、その小道に沿って穏やかな幸福という花々が咲くだろうとアンには分かっていた。誠実に仕事をする喜び、価値ある希望を持つ喜び、そして温かな友情、そのいずれもがアンのものになるのだ。生まれつきの空想する喜びも、夢に見る理想の世界も奪われることがない。それに、どんな道にも曲がり角があるのだから!
 アンは小さな声で呟いた。
 「天上には神が住み、この世のすべて事はなし」と。



素晴らしいです。訳のことではなくて、ここに現れている人生観が素晴らしいです。震災後の今の我々の状況を思うとなおさら。涙が出そうです。

やれ日本経済は今後下降を続けるとか、復興には何年もかかるとか、「がんばろう、日本!」とか、中国が台頭して日本は二流国になるとか…。そういうメッセージが溢れていますが、本当に僕たちは以前のような経済大国日本に戻りたいと思っているのだろうかと思わされます。

別に経済大国にならなくてもいい。科学技術も先端を進まなくてもいい。中国に負けても構わない。ただ、誰もがそれなりの誇りに思える仕事を持ち、その仕事を誠実にこなし、それによって穏やかな生活を続けていけるなら、それでいいじゃないか。何万年先にまで影響を残してしまうような原子の力に頼って過剰な電化生活を送るより、つつましく、ささやかな生活と安心できる生活環境があれば、それでいいじゃないか。大きな野望は持てないだろうが、そんな野望はいらない。自分にとって価値があると思える希望を抱き、理想と思える社会をそれぞれに考え、その実現を目指しつつ、小さなところから、身近なところから、より良くしていこうと日々誠実に生活していく。皆がそういうふうに生活できる国は、世界に誇れる素晴らしい国なのではないか。

そんなことを思うのでありました。

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ウエスト・シンチャー [waist cincher]  【2011/06/02 10:28】 ランジェリ
ウエスト・シンチャーとは、腰の部分をキツク引き締める腹帯のようなものらしい。手元の英和辞書(リーダーズ)では、cincherを引いても、別の意味しか出てこない。比較的、最近用いられるようになった言葉なのか? 辞書には載っていないがgoogleでcincherというキーワードで検索するとたくさん画像が出てくる。cinchとは「引き締める」といった意味の動詞。

いまいちコルセットとの区別がつかないが、ともあれ、腹部をギュッと引きしめるので、腰のくびれが強調されセクシー度を増すことになるのは確かだ。

cincher-4.jpg

この「シンチャー」は確かにギュッと引き締めている。だが、次のくらいになると、引き締めているとはいえ、なんかゆるそうな感じだ。
cincher-6.jpg

次のように、服の上から締めるのもアリらしい。
cincher-5.jpg


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レミングトン・タイプライタ [Remington Typewriter]  【2011/05/10 18:43】 生活
よく、前世紀の生活を舞台にした映画などに出てくる、手動式(手打ち式)のタイプライタ。その代表的なメーカーがレミングトンだった。レミングトンは、本来はライフル銃のメーカーである。

poetic-home-antique-typewriter-remington-series-1.jpg



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シークイン [sequin]  【2011/05/09 16:21】 装飾
sequinを訳して「シークイン」。訳語はそのまんまカタカナで置き換えただけなので、訳した意味があるのか、意味はまったくつかめない。Sea Queenなのか? 「海の女王様」?

実際はそうではなくて、ドレス類の装飾のひとつを言うらしい。金属やプラスティック類の小片をドレスなどに散りばめたものを言う。光を反射して、キラキラ輝いて見える。

シークイン1
sequin.jpg
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