2ntブログ
LEXICON 
 created by Ashe

プロフィール

Ashe

  • Author:Ashe

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

 

     
  LEXICON
初めての言葉、初めての概念
 
     

処女膜 [cherry]  【2009/03/27 12:48】 表現集
cherry 、すなわち、「さくらんぼう」で、「処女膜」を意味する。これは俗語で、処女膜の正式な英語はhymen。

どうして、さくらんぼうが処女膜を意味するようになったかは、あまりはっきりしない。検索すると、色や大きさ、形が、さくらんぼうに似ているからという説明が出てくるが、あまり納得できない。色は確かに赤系だろうが、形状については、正直、どのような形をしているのか分からないのだ。アタクシは個人的に処女のお相手をしたことがないので、実感がないし、実際、説明などを読むと、形状は様々だとある。ネットには処女膜の画像もあるが、気持ち悪いので貼り付けないことにする。

「処女を奪う」ことをpop one's cherryという。直訳すれば、「誰々のさくらんぼうを弾き飛ばす」といった意味。処女を失うという表現には、これよりも色っぽい表現があって、それはdeflowerという動詞。この単語を2つに分解すると、de-とflowerになる。接頭語のde-は「~をなくす、消す、遠ざける」などの意味なので、de+flowerは「花を散らす」と言った意味になる。結果、乙女の花を散らすといった意味に。

なお、cherryは処女膜を指すのが第一義ではあるが、そこから転じて、処女性、純潔性を意味するようにもなる。その場合は、童貞の男性に対しても使える。ただし、「チェリーボーイ」で童貞を表わすのは、和製英語であって、実際の英語では、相手が想像力を働かせてくれれば通じるかもしれないが、そうでない場合は、何を言っているか分からないだろう。あるいは、誤解されて、後ろの穴の方が未通な男だと思われ、危険な目に会うかもしれないので、注意。

なお、日本語の処女喪失を表わす語彙として「破瓜」という表現がある。正直、つい最近まで、アタクシはこれを「ハウリ」と読んでいた。「ハカ」と読むのが正しいらしい。あまり声に出して人に話したり、音読したりするような語彙ではないので、正しく読めていない人も多いのではないかと思われる。

「破瓜」というのは、元々は、16歳あるいは64歳の人を表わす表現だったらしい。「瓜」という漢字を縦に2つに破る(つまり割る)と、「八」の漢字が2つできる。そこから8+8で16、あるいは8X8で64となるらしい。

では、破瓜=処女喪失の方の意味だが、これには2つほど説がある模様。一つは、漢字の形状が似ているからか、「瓜」という文字、単体で女性器を表わすことがあり、「瓜を破る」ところから破瓜=処女喪失を意味することになったという説。だが、どうして「処女」に結びつくのか? よく分からない。

もう一つは、「瓜」という文字を分解すると、「八」の字に、「凸」の文字が突っ込んでいるように見えることを捉えて、「八」(脚を広げた女性)に「凸」(男性器そのもの)が嵌まっていることを表わしているとする説。だが、これだと「瓜」の文字だけで性交を表わすわけで、こちらも、破瓜が、どうして、処女に結びつくのかが、よく分からない。

よく分からないついでに、もうひとつよく分からないことを書くと、そもそも、処女膜という組織が生物学的にどうして存在しているのかがよく分からない。進化のレベルで話しをすると、筋道は二通りあるとは思う。一つは、もともと膣口が形成される時に処女膜があるようにできていたという筋道。だが、この場合、突然変異で処女膜がない個体が登場してもおかしくないはずである。そして、処女膜がある個体群と処女膜がない個体群で、どちらが生存に有利かと考えると、初回の性交時にメスに苦痛を与え、出血もあり、数々の疾病にかかる危険がある<処女膜あり>の個体群の方が、不利に思えるのである。だとすると、進化という長い時間スパンでは、<処女膜あり>の群は淘汰されていくのではないか? <処女膜なし>に収斂するはずなのではないか?

もう一つの筋道は、元は<処女膜なし>であったのだが、突然変異で<処女膜あり>の個体が登場し、その個体群が生存してきたという筋道である。この筋道の方は、もっと問題ありで、上記の理由から<処女膜あり>の方が生存上、不利に思われることがあるし、もう一つ、仮に処女膜があることが生存上の不利に結びつかないとしたら、現状では、<右利きの個体群>と<左利きの個体群>がいるのと同じように、<処女膜あり>の個体群と<処女膜なし>の個体群が共存するはずではないかという問題である。

処女膜があったほうが、雑菌が入りにくく、生存上、有利に働く、という説が見られるが、そうだとしたら、性交経験後も、雑菌侵入を防ぐような膜組織があるべきで、未通・既通の区別は合理的説明が難しいと思われる。

処女膜があったほうが、精子の逆流を防ぐので、繁殖率が高まるという説も、やはり同じで、単体から複数個体を生むためには、初回の性交時のみならず、その後も膜組織があったほうが、はるかに有利なはずである。

処女膜の進化上の起源は何なのかという問題は、専門家の間では解決されているのだろうか? 悩ましい。

「悩ましい」という言葉を使ったので、もう少し、飛躍して思考すると、処女膜の進化上の起源がなんであれ、女性が処女膜を持つことが、セックスにおけるSM的な性的嗜好の起源に関係しているのではないかとすら思ってしまうのだった。

セックスにおいては、運動量の点からして、女性が受動的、男性が能動的であるが、もう一つ、(これは例外が多いとは思うが)女性が被虐的(M的)、男性が嗜虐的(S的)である傾向が強いと思われる。この傾向の非対称性は何に由来するのだろうか?

このことに処女膜が関係しているのではないかと思われるのである。

女性は、初体験時に処女膜があることで、大半の場合、痛みを味わわされる。一方、男性には痛みはない。初回時以降は、男女とも快感が主になり、苦痛はなくなるのであるが、女性の場合は、破瓜の苦痛を味わった後で快感を味わえるようになるというように、生物的に、苦痛→快感の道筋を辿るようにできている。苦痛が快感を得るための入り口になっているのである。これはM的快感の道筋に他ならない。一方、男性は、(処女を相手にするときに限られるが)、射精という快感を得るためには、相手の(処女の)女性に苦痛を与える必要があるのである。これはS的快感と言えなくもない。

もし、進化の過程で、男性のほうが初体験時に苦痛を味わい、女性の方は最初から快感オンリーであるような生物進化を遂げていたら、今のセックスでは、S的、M的の男女差は逆転していたかもしれない。


| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
身の縮む思い [feel two inches tall]  【2009/03/04 11:43】 表現集
I feel two inches tall. 直訳すれば、「僕は、身長5センチになった感じだ」。

feel two inches tallという表現自体は、英和辞書には掲載されていないと思われる。似た形をもつ、辞書に掲載されているイディオムとして、feel ten feet tallと言うのがある。これは直訳では「身長3メートルになった感じ」と言う意味で、そこから、「自分が誇らしい、堂々とした気分」などの意味になる。恐らく、そのイディオムを元にして、ちょっとジョークっぽい感覚でできた表現なのだろう。結局、「恐縮して、身を縮ませる」という意味になると思う。


| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
とても素晴らしい人 [hang the moon]  【2008/12/24 19:55】 表現集
正直、正しい意味は分からない。既成の辞書には載っていないと思われる。ネットで調べると、"Only God could have hung the moon."(神だけが、月を浮かべることができただろう)といった感じで、主語にあたる人が、非常に重要であるとかの意味を表す場合と、"He thinks she hang the moon for him."(彼は、彼女が月を浮かべたと思っている)とかで、彼女のことを「最高に素晴らしい人」だと褒める(多分、恋愛対象として)意味を表す場合の2つがある模様。どちらかがどちらかからの転用と思われる。

hang the moonのhangが「(月)を浮かべる」と言うのもしっくりこない。「月を吊るす」のなら分かるのだが、そうだとすると、なおさら「重要な、素敵な人」という意味が出てくる仕組みが想像しにくくなる。

偶然、この前、「素晴らしき哉、人生!」という古いアメリカ映画の名作を観かえしたが、その中で、主人公の男が、将来結婚することになるヒロインに惚れるところのシーンがあって、そこで「月をロープで捕まえる」というフレーズが出てきた。そのイメージは、伏線となって後からも使われるので、割と重要なセリフ。IMDbからセリフを引用する。

George Bailey: What is it you want, Mary? What do you want? You want the moon? Just say the word and I'll throw a lasso around it and pull it down. Hey. That's a pretty good idea. I'll give you the moon, Mary.
Mary: I'll take it. Then what?
George Bailey: Well, then you can swallow it, and it'll all dissolve, see... and the moonbeams would shoot out of your fingers and your toes and the ends of your hair... am I talking too much?



ジョージ・ベイリー:、メアリ、君が欲しいのは何なんだい? 何が欲しい?月が欲しいのか?それなら言ってくれ、僕が投げ縄を飛ばして、引きずり降ろしてあげるから。そうだ、そうしよう。メアリ、君に月をあげるよ。
メアリ:頂くことにするわ。それからどうするの?
ベイリー:そうだなあ、その月を飲み込むんだよ。そうして、全部、溶けてしまうんだ・・・すると、月の光が、君の指から出てくるんだ。足の指からも、髪の毛の先からも・・・僕、おしゃべりしすぎてるかな?

***

メアリは、このように熱く語るジョージに恋心を抱くのだった。いわば、「私のために月をhangして引っ張ってきてくれる、素敵な人」と感じるのである。hang the moonというフレーズは出てこないが、なんとなく、このフレーズの出所は、ひょっとして、この映画なのではないかと思ったのだった。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
小さな頭が大きな頭を支配している [My little head is leading my big head around.]  【2008/12/08 12:04】 表現集
leading aroundとかは状況に応じていろいろな表現が現れるが、基本は、my little head とmy big headとの2つで対比させて表現するところにあるように思われる。

言うまでもなく、little headはペニスの亀頭のことで、big headは理性をつかさどる大脳のこと。頭では分かってはいるのだが、どーしても、下の方にある頭が言うことを訊かなくて、そっちの言いなりになってしまうと言う、男なら誰しも経験があることを表した金言。

ちゃんとお勉強の本を買えばよいのに、肌色いっぱいの本を買ったり、よくよく考えるとヤバイのに、あれこれ約束しちゃったり。もう、little headがある限り、アヤマチを選択してしまうのは避けられないのだった。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
へこみへそ [inny belly button]  【2008/09/18 13:09】 表現集
「へこみへそ」というのは、ここでの造語。出べその反対語を探したが見当たらないので作った。「へこむ」がネガティブな感じがあってダメかもしれない。「窪みへそ」の方が良いかも。

「へこみへそ」を英語ではinny あるいはinnieと形容し、反対の出べそのことをouty あるいはoutieと形容する(outyについてはtを重ねる表記もあった)。

へこみへそと出べそのどちらがセクシーなのだろうか? なかなか悩ましい問題だ。一般的には、「へこみへそ」の方が美しいと考えられているようで、出べそをへこませる整形手術を宣伝するサイトが散見される。

アメリカのKelly Ripaというモデル(?)さん、軽い出べそなのだが、Shepeという雑誌の表紙に載ったとき、勝手にエアブラシでへこみへそに変えられた模様。その雑誌が出たときKellyは旅行中で知らなかったと言っている(だが、苦情も言っていないところがミソ。本人が実はそれを指示したのではないかと:笑)
kelly-ripa.jpg

まあ、これくらいの出べそなら全然問題ないと思うんだが。

検索していた時に見つけた衝撃画像。でべそとへこみへそでエッチをしていますよ! うーん、エロティック!

Belly-Button-ot-Week-3.jpg


| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
無茶苦茶にヤリまくる [fuck one's brains out]  【2008/08/06 17:09】 表現集
fuck one's brains out
直訳すれば、ファックを行い、その結果、brainsと複数形なので大脳ではなく理性・知力などだが、それが、その人から外に飛び出してしまう状態にする、という意味。アタクシ個人的なイメージでは、ズンズン突きを繰り出し、相手の頭脳から理性などを押し出す感じの表現だと思っていたが、少しズレていたか?

ともあれ、本文では、この後、ディアドラが「何も思っていないわ。だって、頭の中、空っぽになってるんだもの(I’m not thinking anything. I have no brains.)」と言って笑い出すわけで、これがfuck her brains outと呼応して、ジョークになっているのが分かる。つまり、fuck her brains outの方では、brains outの部分はfuckingの激しさを表わす成句だったわけだが、彼女は、その成句の一部brainsを文字通りに使って、切り返している部分となっている。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
窮地に陥る [fall behind the eight ball]  【2008/07/24 16:48】 表現集
直訳すれば、「8番ボールの後ろに来る」という意味。

ビリヤード由来の表現。

ビリヤードに、エイトボールと呼ばれる遊び方がある。詳しいルールは、例えばこちらを読んでいただくとして、要するに、8番ボール中心として、それより下の番号のボールをロー・ボール、8番より上の番号のボールをハイボールと呼ぶとし、例えば自分がローボール側だとすると、ローボールをすべて落とした後で、先に8番をポケットに鎮めた方が勝ちとするルール。

実際はそう簡単ではなく、例えば、まだ鎮めていないボールが残っているのに、自分の打ち球が8番の直後ろに行ってしまったときなんかは大変。打ち球を打とうとすると8番に触ってしまったりするかもしれないから。まさに窮地。にっちもさっちも行かない状態。これが、この表現の由来らしい。

eightball.jpg



| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
かろうじて合法的 [barely legal]  【2008/05/20 12:38】 表現集
アダルトサイトをよく見る人なら当然知っているはずの表現で、ここに書く必要もなさそうではあるが、一応書くことにする。アメリカの場合、アダルト向けのヌード(芸術系は除く)では、モデルが18歳以下であることを禁じている(州によって、さらに厳しいところもあり)。したがって、18歳以下のモデルの裸体を見せたり、それらを性的な対象としたサイト・作品・ビジネスを行うと、非合法的(illegal)とされる。

かろうじて合法的と言うのは、したがって、18歳の制限を越えたばかりということになり、19歳かそこら辺りのピチピチ・ギャル(死語)が出ているよって売り文句として使われている。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
老いぼれヤギのようにスケベ [horny as an old goat]  【2008/05/20 12:37】 表現集
なぜ「ヤギ」なのか? 
なぜ「老いぼれ」なのか?

恐らく、ギリシャ神話が関係していると思われる。神話に登場してくる神の中、森の中に住む下級神として、サテュロスやシノレスと呼ばれる神がいる。下半身がヤギ、上半身が人間の姿をしている。これらより上級の神としてパンという神がいるが、それともよく似た格好をしている。

絵画では老人に描かれることが多く、しかもこれらの下級神の属性として、酒を飲み、森に住むニンフたちと淫らに遊びまわっているという性格付けがなされることが多い。性格的にスケベ。

「老いぼれ」も「ヤギ」もそこら辺りからの発想と思う。

詳しくは、絵画で見るギリシャ神話:パンの耳を参照されたい。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
しかたがない [Them's the breaks]  【2008/05/09 08:58】 表現集
Them's the breaks.

シェークスピアあたりからの引用かと思ったが、全然違った。意味は「しかたがない、しょうがないことだ、運命と思って諦める」みたいな意味でよいと思うが、問題は、どうしてそんな意味になるのかということ。それにthemとは? なぜbe動詞が is?


WordReference.comを見たが、ネイティブでも意見が分かれている。

| TRACKBACK(0) | COMMENT(0)